この前小3SAPIXの10月度確認テストの速報がありました。
自分は中学受験初心者なので、問題の傾向および難易度を知りたい場合は実際に解いてみます。
今回も問題を解いたうえで「中学受験を目指すくらいの『一般的な』小3」だったらこのくらいかなーと思った点数(分解能は5点)を比較したものが以下です。
※国語は微妙。50点予想でもいいかも
中学受験層の『一般的な』小3を想定した点数よりSAPIXの平均点は明らかに高かったです。
平均点というのはケアレスミスで1、2問落としてしまっている場合も多分に含まれています。
SAPIXに染まってしまっている親御さんは今回の平均点もそんなに高くないと反対すると思いますが、何問かケアレスミスをしている分も考慮したうえでこの平均点をたたき出しているというのは本当にすごいと思います。
小3の一般的な中学受験層がこの問題に挑んだら結構厳しいはずです。
一つ興味深かったことがあります。
以下の漢字のSAPIXの正答率を当ててみてください。
- 整える
- 代打
どちらも簡単な漢字で、SAPIX生だったらなんの苦も無く解答しそうだと思いませんか?
実は「整える」が80%弱、「代打」が20%強の正答率となっており、一見同じように簡単に見える漢字でも正答率に大きく開きがあったのです。
これには非常にシンプルなからくりがあり、教材内で事前にチェックできた漢字が「整える」、教材内でさらっと触れただけの漢字が「代打」でした。
まとめると以下です。
つまりSAPIX生は頭が良いからレベルが高いわけではなく、ちゃんとやっているからレベルが高くなるのです(Beという状態ではなくDoという行動)。
これは個人的に非常に腑に落ちる結果で、どんな人でもやらないとできないという至極当たり前の結論を示唆しています。
中学受験一般層がポジティブに考えるのであればSAPIX生ですら小3、10月時点の「代打」という簡単な漢字の正答率が20%強しかないとも言えるし(やっていないものはできない)、ネガティブに考えるのであれば一般層に達しておらずほぼ対策なしで突撃したうちの息子のSAPIX偏差値は「算数<40<国語<45」とも言えます(結局レベルが高い)。
では理系パパでした。