理系パパの中学受験始めました

公立高校→旧帝大出身の理系パパによる中学受験奮闘記です。2027年度受験予定

【小4】勉強量を倍にしても問題ナッシング

最近色々リスケし、暫定的に一週間の家庭学習時間を20時間前後に設定しています。

これは従来の倍の勉強量になります。

共働きなので平日はあまりフォローできない&自走できない息子なので、土日に至っては一日6時間程度勉強しています。

 

いきなり勉強量を倍にしたら不穏な空気が流れそうなものですが、まったくそうはなりませんでした。

一緒に勉強していてもいたって平穏で、親子喧嘩にもなりません。
時々息子が適当すぎて自分が切れるくらいです(笑)
※妹にちょっかい出したり、消しゴム同士で戦いごっこを始めたりとか、色々ヒドイ

 

個人的には小4である程度勉強ができるだけで中学受験としては大きなアドバンテージだと思っていたので、冷静に考えてみると素晴らしいです。
SAPIX層に交じってしまうと色々常識が狂ってきますが、一週間で20時間勉強できる小4はそんなにいないような気がします。

普通の小4は一時間椅子に座っていられたら御の字で、そもそも勉強しろと言ったところで反発されるのが落ちといったところでしょうか。

まあ、私たちが挑もうとしているのはそもそも別次元の世界の話なのかもしれませんが。。

 

一応親子喧嘩にならないように気を付けたのは以下です。

  • Let'sとかShall weのトーンで勉強を促したところ(つまり基本一緒にやる)
  • 全体像を見せ、Unfortunatelyを全面に押し出しながらこれだけやらざるを得ないと明確にしたところ(俺のせいじゃないよと(笑))

 

上記作戦だと基本一緒にやらないといけないため、土日含め自分の時間が確実に無くなっています。。

とは言え「一気に勉強量を倍にしたらケンカになるのかなー」と想像していた身からすると拍子抜けしたくらいで、順調にテキストが消化できています。

小4でも意外と勉強できるのかもしれません。

 

では理系パパでした。

【SAPIX小4】10時間と20時間のあいだ

元ネタは「冷静と情熱のあいだ」ですが、もはや誰も知らないですよね。。

閑話休題


新4年生になって家庭学習時間を週10時間に設定していましたが、以下の要因でここ2週間は週20時間に設定しています。

  • 理科社会も出来るまで復習する
    •  勉強時間を考慮し理科社会を意図的に適当にしていたら、SAPIX偏差値45前後
  • 春期講習の復習を並行で実施
    • 春期講習が終わったらそのまま通常授業のため全然終わっていない

で、週20時間のスケジュールですが、以下の形で回しています。

※木曜日はスイミング
※水、金は通塾日で帰ってきたら21時前

リスケした最大の要因は春期講習です。
5月頭にあるマンスリー確認テストまでに計5回分の春期講習の復習を終わらせる必要があるため、単純試算で倍にする必要があります。

ちなみに息子の話を聞くとすでに春期講習の復習を終わらせた友達もちょこちょこいるらしく、SAPIXはいつも自分の想像の斜め上を行きます。

 

今回非常事態として設定した週20時間スケジュールですが、実際にやってみて分かったことがあります。

  • 週20時間勉強するとSAPIX小4でも家庭学習をいい感じで消化することができる
    • 通常授業はおろか、春期講習分の復習も可能
    • SAPIX偏差値50前後の層の話で、α(アルファ)を狙う層はおそらく別(笑)
  • いきなり勉強時間を倍にしたのに、意外と親子ともども余裕がある
    • ゲームもしてるしYoutubeも見てるし花見も行った。テレビを見る時間が減ってむしろ好印象
    • ぶっちゃけ、もっとできるなー感はある
    • ただ、うちの息子は自走ができないため単純に面倒。。

 

ようやく表題の回収です。

家庭学習に関し週10時間と20時間の両方を試してみましたが、10時間ではちょっと足りないし、20時間では少し余裕があると感じました。

つまり、SAPIX小4の家庭学習を回すために必要な一週間の勉強量は10時間と20時間のあいだと予想します。

単純換算で1日2時間前後ですね!

これは、前回の確認テストの各科目の平均点から想像した勉強量と一致しています。

今考えると最初に策定した家庭学習の週10時間設定は確実に足りていなかったなーと思っており、理科と社会の偏差値が45前後に落ち着いたのは至極まっとうな結果でした。

天下のSAPIXを舐めんなよと!!

まあ、舐めていたたのは自分ですが。。

 

では理系パパでした。

出張合間の原爆ドーム

この前一泊二日の出張で広島に行きました。

人生で初めての広島だったので、初日仕事が終わってから原爆ドームを見に行きました。

 

広島の路面電車に乗り原爆ドーム前で降りると、夕方にも関わらずまだまだ観光客がいました。

一方で想像していたほどではなかったので、時間をずらすというのは有効な手段なのかもしれません。

私が到着したのは19時前でしたので、資料館は諦めてiPhone片手に散策というスタイルを取りました(資料館は19時で閉館)。

↓夕暮れどきの原爆ドーム

↓逆光で荒涼とした雰囲気を表現

↓暗くてわかりづらいが、桜を額縁代わりに

原爆の子の像

↓慰霊碑。ちょっとななめですね。

 

全体的に厳かな雰囲気の中、慰霊碑前で思うことがありました。

観光に来ていた外国の方々は老若男女問わず、慰霊碑の前に立つと皆一様にお辞儀をしていたのです。

私のようなぼーっと生きている日本人より、わざわざ海外旅行として広島を選んだ彼らの方が原爆について、そしてそれを生み出した戦争そのものについて深く考えているのではと思わされました。

ちょっと平和ボケしていますね自分は。。

 

ちなみに中学受験の話題に戻ると、丸々家を空けた2日間息子はお願いしていた量の半分ちょっとしか勉強できていませんでした(悲)

自走できないと出張も考えものです。

 

では理系パパでした。

ある程度やらないとダメだな勉強は

SAPIX新4年生の春期講習は、通常の授業に休みもなく挟み込まれている形になります。

計5日間、トータルで15時間分です。

さらに言ってしまえば春期講習どころか3月度復習テストも直前に設定されていたため、普通の人であれば春期講習の復習が終わっているわけがありません!

 

と言うわけで土日に気合を入れて勉強したのですが、、、悪くないですね!

2日間で計12時間以上は勉強しましたが、副残物として新たな知見を得られました。

 

自分が学生時代、勉強を面倒くさいと思うことはあっても嫌いと思うことはありませんでした。

知らないことを知るのは純粋に面白いことで、そこに遊びや勉強の違いはなかったのです。

しいて違いを言うなら、遊びはFUNで勉強はINTERESTING。

今回息子と一緒に勉強しましたが、やはりINTERESTINGに変わりはありませんでした。

春の七草とか夏の大三角形とか、勉強と言うよりは雑学ですよね?

月の満ち欠けと公転の周期違い(それぞれ29.5日と27日)を子供にわかりやすく説明するためにはどうすればいいのだろうと考えるだけでもやはり面白いです。

※月の話はテキストから脱線しています(笑)

 

そして新たな知見。

やはり勉強はある程度やらないとダメですね!

最短距離で点数を稼ごうとすると本当に覚えるだけになってしまい、知識と知識の間につながりが生まれてきません。

今回は親子で会話しながら勉強を進めていたのでテキストの消化という観点では効率が悪かったのですが、知識のつながりという観点では悪くない感触でした。

上記のような進め方だと本人も楽しそうだったので、しばらくは土日に頑張る形でやってみようかなと思います。

春期講習の復習はまだまだ残っていますし(悲)

 

では理系パパでした。

80%偏差値と50%偏差値はどれくらい違うのか?

皆さんは80%偏差値と50%偏差値はどれくらい違うか知っていますか?

それ以前に80%偏差値(50%偏差値)とは何か、そして、ネット上でよく見る偏差値は一般的にどちらを指しているか知っていますか?

 

今回は少し気になるこの80%偏差値、50%偏差値について書いてみたいと思います。

 

80%偏差値、50%偏差値とは?

まず80%偏差値とは何かです。

80%偏差値とは「その偏差値の受験生を100人集めたら80人合格している」ことを示すものです。

50%偏差値も同様で、「その偏差値の受験生を100人集めたら50人合格している」ことになります。

決して当該の偏差値を有する受験生の合格可能性が80%だったり50%だったりすることを示しているわけではありませんが、目安としてはそう考えてもいいと思います。

8割の受験生が合格できるとされる偏差値と、半分の受験生しか合格できないとされる偏差値はどのくらい違うと思いますか?

今回はこれを見ていきます。

 

ネット上で一般的に見る偏差値は?

ネット上で一般的に見る偏差値は80%偏差値です。

大学受験の模試で一般的にA判定になると聞けば、いわゆる合格圏となる高めの偏差値になることが分かるかと思います。

一方で50%偏差値は大学受験において一般的にC判定となりますので、A判定に比べて明らかに偏差値は下がるはずです。

では、どのくらい下がるのでしょうか?

50%偏差値は 80%偏差値の背中が見えないくらい差があるものなのでしょうか?

 

80%偏差値と50%偏差値の比較結果

では80%偏差値と50%偏差値の比較結果です。

四谷大塚さんはこの2つの偏差値を掲載しています。

中学校偏差値一覧|中学受験の四谷大塚

↓引用:四谷大塚ホームページ

いつもの通りすべての学校を比較するのは骨が折れるので、2月1日の主要な学校をピックアップして比較しました。

↓学校ごとの比較

↓グラフ化

 

50%偏差値は80%偏差値に比べて平均で3.7低いという結果になりました。

これは非常に絶妙な値です!

大学受験時代、模試によって偏差値5くらいは変動していなかったでしょうか?

そして、今のお子さんのテストも偏差値5くらい変動していないでしょうか?

(偏差値10の変動はそこまで多くないが、5の変動はまあまあある感覚)

つまり持ち偏差値が80%偏差値だろうが50%偏差値だろうが、本番の出来によりひっくり返る可能性が普通にあるということです。

 

まとめ

今回は80%偏差値と50%偏差値について調査し、50%偏差値は80%偏差値に比べて平均で3.7低いという結果になりました。

その中でテストによって偏差値5くらいは変動することから、本番の出来次第でひっくり返る可能性があることにも言及しました。

本番の出来次第で結果が普通に変わるということは、安全校を狙う人にとっては恐怖ですが、一方でチャレンジ校を狙う人にとっては夢がある話でもあります。

ましてや小学生という不安定な年頃ですので、本番だけでなく最後の伸びという点でもかなりの上下動が考えられます。

小4、5の時点で目標校に偏差値が5くらい足りなくても(個人的には10くらい足りなくても)そこまで気にする必要はないかもしれません。

逆に小4、5の時点で志望校の偏差値に達していたとしても、楽観視は全くできませんが。。

 

では理系パパでした。

【SAPIX】理科と社会の平均点が想像以上に高い

ちょっと前に新4年生の3月度復習テストの結果が出ました。

40<理科<45<算数、社会<50<国語

以前の記事で書いた通り算数は息子のセンスがない中で自分の仕事の忙しさも重なってほぼ復習できていなかったので、結果は予想した通りと言えば予想した通りでした。

見方を変えるとちゃんと復習できていないとあっさり10近く偏差値が落ちるということが再確認できたテストでした。

※前回の復習テストが55前後で、今回の復習テストは45前後

日々の勉強がひじょーーーに大事です、当たり前ですが。

 

それにしても平均を55~60点と予想した理科と社会。。。

このレベルの問題でも、平均点がどちらも65点越えなんですね!!

正直なかなかの衝撃です。。

なぜ衝撃かと言えば、新小4の時点で相当勉強している姿がはっきり見えるからです(親の立場から言うと相当勉強させているということ)。

算数や国語と違って理科と社会は労力と結果が比例しやすいため、皆さんがどれだけ努力しているかがある程度想像できます。

私は週10時間設定で勉強のスケジュールを立てていますが、理科と社会の結果から推定するに、おそらく新小4のSAPIX生は平均で(!)週15~20時間は勉強していると思います(元々できる子除く)。

繰り返しますが親の立場で言うと週15~20時間はやらせているということ。

いやー凄いよ凄すぎるよ。。

 

ここからは個人的意見。

以前SAPIXの中央値はMARCH以下の真実という記事を書きました。

k-e-n-j-i.hatenablog.com

当時はMARCH舐めんなよと書いたつもりですが、今回の理科と社会の結果を受けて少し意見を変えました。

新4年生の時点(つまりはまだ小3)で親としてここまで勉強させていたら、確かにMARCHで残念と思う気持ちも分からなくもありません。

もともと地方の進学校から旧帝大に行った自分には小学生時代に勉強した記憶もなければちゃんと勉強すべきという感覚もそこまでありません。

ぶっちゃけ小学生でここまでやっているのかとカルチャーショック。

 

うーん、子供よりも自分が悩み始めてきたぞ。。。

というか、子供はなーんにも悩んでないけどねー

(´;ω;`)

 

では理系パパでした。

息子には算数のセンスがないような

ベクトルがずれた誠実さをうりにしている理系パパは、家族の中では基本的には思ったことを口にします。

仕事における妻からの相談でも、会社(上司)が間違っていると思えば率直にそう述べるし、妻が間違っていると思えば遠慮なく「それは***という理由であなたの方が間違っていると思う」と指摘します。

そこに忖度はまったく存在しません。

なので、本当の相談ではなく単に同意してほしい相談(私から言わせれば雑談)は妻は私を回避して義母と電話で話すようになりました(笑)

 

子供に対する接し方も基本同じですが、勉強だけはやる気をなくしても困るのである程度忖度を入れています。

でもブログを利用して忖度なしに言うならば、おそらく息子には算数のセンスがありません(笑)

植木算を見てそう思いました。

たとえば以下のような問題があったとします(本当はもう少し入り組んだ問題)。

長さ48mの道路にはしからはしまで6mおきに木を植えました。木は何本必要ですか?

息子は植木算でわからない問題に直面した場合、じっと見つめたまま微動だにしません。

もしくは何の疑問も持たずに48÷6=8(本)と答えを書いてしまったりします。

 

中学受験初心者の自分は植木算を知りませんでしたが、以下のように単純化して解きました。

仮に10mの道路に10mおきに木を植えたら10÷10=1だけど、木は2本になる。ってことは答えに+1をするパターンだな。つまり48÷6+1=9(本)

要するに複雑でわからない問題に対して手を動かしながら単純化し、ルールを見つけ、答えを導き出すということをささっとするのが自分で、わからない問題を一生懸命見つめて途方に暮れるのが息子なのです。

 

手を動かしたり単純化することは指摘すればその場ではできるようになるのですが、ちょっとでも応用が入ると同じように問題をじっと見つめたり、絵も書かずに簡単に間違えたりします。

難しい問題ほど単純化し、ルールを把握するべきなのに!

おそらく問題をカテゴリー分けする力が、手を動かす力が、わかるレベルまで単純化する力が、そして既知の知識と結びつける力が弱いのだと思います。

そしてそれらをまとめて「息子には算数のセンスがないなー」と自分は思うわけです(笑)

ついでに言えば、やり抜く力も弱かったりとなかなかの状況。

 

こういうのって後天的な力なのでしょうか、先天的な力なのでしょうか?

正直よくわかりません。

ここは中学受験初心者が参考になりそうな情報を載せていこうと考えているブログなので、上記の能力が後天的に伸びても言いますし、伸びなくても言いますし、仮に伸びなかったら成績はどうなるのかも言います。

個人的にはこれらの能力こそが中間層と上位層を分ける算数の力そのものだと考えていたりするんですけどねー

 

では理系パパでした。