理系パパの中学受験始めました

公立高校→旧帝大出身の理系パパによる中学受験奮闘記です。2027年度受験予定

ケアレスミスの原因と対策

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以前息子が実質2回目のテストでケアレスを頻発させたという話をしました。

k-e-n-j-i.hatenablog.com

しかしその後自分も解いてみたところ同じようなことをしでかしており、ケアレスミスを深堀した結果見えてきたものがありますのでここに書きたいと思います。

 

息子がケアレスミスを頻発させた原因

基本的には以下の過去記事に書いています。

k-e-n-j-i.hatenablog.com

この軽い振り返り時点では見直しをしなかったことが主な原因と判断し、ちゃんと見直しをするという表面的な対策で留まっていました。

 

大人である自分がケアレスミスをした原因

大人である自分がケアレスミスをした明確な原因が一つあり、ズバリ焦りです。
実はSAPIXの算数の確認テストは30分という時間に25問ほど詰め込まれていて、大人ですらゆっくり取り組む余裕はありません。
見直しもそこそこに次の問題に進まないと完答できないということで、その過程でケアレスミスをしていました。
ちなみに場合分けの問題は時間の関係上諦めましたので(大問5の(2))、そもそも完答できていません(笑)
つまり時間がないという焦りがミスを発生させ、そのまま流出させたということになります。

見直しをちゃんとしようという浅い対策だけでは不十分ということがわかります。

 

なぜなぜ分析を利用し原因を抽出

そこで今回は発生系と流出系に分け、息子の立場になってトヨタで有名な?なぜなぜ分析をしてみました。
トップ事象は「ケアレスミスをした」です。

本当であれば5回くらいなぜなぜを実施すると真の原因に行くらしいのですが、ブログごときでそこまでやってられませんので3回くらいに留めています(笑)



このなぜなぜ分析を実施すると息子の答案用紙を確認しただけではわからなかった原因がおぼろげに見えてきました。

一番下の項目は論外として、時間が足りなかったことがケアレスミスを発生させ、そのまま流出させた主原因の一つと考えた方がいいのではと思いました。
果たして聞き取りをしたところ、息子はすべての問題に手を付けないといけないと思っていたようでした。
見直しもするつもりがなかったわけではなく、すべての問題が終わったら再び大問1に戻って順次見直しをしようと考えていたようです。
頭の良い人やすでに慣れている人は別ですが、すべての問題に必ず手を付けようというのはテスト実質2回目の小3がすべきアプローチでないことは明らかです。

 

対策の立案

以下のようにそれぞれの原因に対し対策立案をしました。

 

3番目の「Must/Want問題を明確にする」は小3の時点では少しテクニカルな項目にも思えます。

何寝ぼけたこと言っているんだと思うかもしれませんが、ちょっと前まで中学受験なんて少しも検討していなかった中学受験初心者の意見は本当にそうなのです。

これまで学校の問題はもちろん、公文ですら出来なくてよい問題は一問もなかったという環境です。
しかし問題の難易度、時間的制約を鑑みるとここに手を付けざるを得ません。
一応「出来る問題をやって出来ない問題は飛ばしてね」とは言ったのですが、息子は「出来るかも」問題にも手を付け結局見直しの時間は取れませんでした。
テスト初心者には例えば「大問2までは(多少時間がかかってもいいから)基本解くようにして、大問3以降は出来る問題から解いていこう」くらいの具体的なアドバイスをした方がいいように思えました。

実はこのスタンスでも余裕でSAPIX偏差値50には到達します。

 

まとめ

今回はケアレスミスの原因と対策と題して記事を書きました。

なぜなぜ分析自体はお遊びみたいなものですが、これにより単に見直しをしなかっただけでなく、時間がないと思ってしまった(親としては思わせてしまった)ことがミスを発生&流出させてしまったことが原因の一つということが新たに見えてきました。

 

皆さんもド暇だったら(笑)お子さんのケアレスミスの真の原因を探ってみてもいいかもしれません。

ただの注意不足ではなく、実は計算が遅いことがミスを誘発させているといったようなこともあるかもしれません。

 

では理系パパでした。