理系パパの中学受験始めました

公立高校→旧帝大出身の理系パパによる中学受験奮闘記です。2027年度受験予定

自調自考が足りませぬ

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SAPIXに通い始めてから息子の勉強を見るようになっていますが、明らかに自分の方が上だなと思うことが一つだけあります。

息子より自分の方が明らかに優れている点、それは「自調自考」です。

 

「自調自考」は渋谷教育学園渋谷中学校・幕張中学校の教育理念です。

とは言っても通常用いられる「自分で調べ自分で考える」という意味ではなく、渋渋の校長先生が言及している「自分を調べ自分を考える」の方です。

↓引用:渋渋ホームページ

 

自分が学生の頃、そこそこ勉強ができましたが大学受験層において頭が良いとは思っていませんでした。

何せ進学校の底辺でしたし(笑)

k-e-n-j-i.hatenablog.com

ですので「自分はどんな特性を持っていて、どうやったら勉強できそうか」を客観的に分析していました。

例えば以下です。

  • 家で勉強できる集中力がない
    • 極端なレベルで図書館や自習コーナーを利用する 
  •  ケアレスミスをしない自信がない
    • 見直ししてでも間に合うくらい計算速度を早くする
  • 難問を完答できる才能がない
    • 2次試験の正答率の目標を7割強に設定し、難問は最初から部分点狙い

集中できずに家で勉強できないときもそれが自分の特性だからと反省も後悔もせず、その代わりリスケだけしていました。

 

それに比べると息子はわからない問題を見るとイライラするし、2回目に間違えると言い訳を始めたりする場合もあります。

個人的には理解できません。

「すぐに勉強ができるようになると思っている時点で自分の能力を過信しすぎじゃない?」というのが自分の感想です。

こっちは20回繰り返してもinstitutionの意味を覚えられなかったんだぞと。

理系の記憶力のなさを舐めんなよと。

 

息子を見ていると、自分は勉強の才能ではなく「自調自考」の才能で受験戦争を駆け抜けたような気がしてきました。

とは言えやる気をなくしても困るのでフォローの意味でエビングハウス忘却曲線を持ち出して

「偉い学者さんが調べたんだけど、普通の人は一日経ったら30%くらいしか覚えていないんだよ。それに比べたらめちゃめちゃ記憶力ある方だよ。忘れる方が当たり前なんだから」

と言ったら息子が笑顔になっていました。

※ちなみにエビングハウスの忘却係数の縦軸は覚えている割合ではなく節約率のため、上記の説明は正確には間違っています

復習で間違えて不機嫌になるお子さんには上記の話をしてみてもいいかもしれません。

 

常々「自分で考える」はもちろん「自分を考える」ことも同じくらい重要だと思っている私には渋谷教育学園の「自調自考」という言葉がかなり刺さっています。

 

では理系パパでした。

↓英単語帳を何周もするパターンで毎回記憶から抜け落ちていた単語がinstitution。。