私は逆転合格という言葉が嫌いです。
逆転合格を称賛する風潮があるばかりでなく、「世間に知られていない魔法のような学習法」があるかのような錯覚を引き起こします。
でも、そんな都合のいい方法はあるのでしょうか?
【大逆転!】偏差値30から旧帝&早慶にW合格した勉強法は?
上記のようなキャッチフレーズ、どこかで見たことありませんか?
実はこれ、自分の境遇に対して巷でありふれている言葉を組み合わせて今作りました。
過去記事で書いていますが、私は進学校の底辺でした。
からくりを示すと以下です。
- 大逆転←MARCH落ちから旧帝大&早慶W合格だから、大逆転と言えば大逆転
- 偏差値30←構内模試で一科目が偏差値30。何なら20台も。別にここまで盛らなくても3教科偏差値35ではある
- 旧帝&早慶W合格←ここは事実
間違ってはいないですよね?
このように世間に出回っているキャッチフレーズは明確に間違っていない範囲で盛ってきます。
逆転合格した勉強法とは?
では、底辺学生だった私が偏差値30から旧帝&早慶にW合格した勉強法をこの記事を読んでいる皆さんだけにこっそり教えたいと思います。
勉強したからです(駄文)。
高3の受験が終わった次の日から黙々と勉強しました。
8~14時間、基本的には10時間以上勉強していました。
仮に一日平均11時間だとして、365日経過すると以下になります。
365×11=4015ということで、巷で言われている難関校に合格するために必要な勉強時間4000時間分をちゃんと勉強したことになります。
もちろん一から勉強して旧帝大&早慶にW合格するためにはそれなりに工夫が必要ですが(自分の感覚だと気合と根性の4000時間ではNG)、それにしても量をある程度確保しない限りは質をいくら高めても正直無駄です。
勉強していない学生がちゃんと勉強をして難関校に合格した。
こんなエピソードが感動の逆転合格になるわけがありませんよね。
ビリギャルも個人的に響かなかった(すみません。。)
ビリギャルも高2の夏から勉強を始めているので、よく考えてみると1年半ほど猶予があります。
自分からすると十分時間あったよねと思ってしまいます。
国立ならまだしも、私立でも2科目しか受験しなくてよい特殊な慶應SFCならなおさら余裕があるように感じてしまいます。
一度本気で受験をやった方はほぼそう思っているのではないでしょうか(言い過ぎ?)。
すみません、個人の感想です。
逆転合格という言葉につられない方がいい
ネットを検索すると「逆転合格」をはじめとして「奇跡の合格」「偏差値を一気に30上げて」「たった半年で」とか甘い誘惑がこれでもかと掲載されています。
それはそれで素晴らしいことなのですが、上記の通りかなり盛っている話ですので逆転合格エピソードを鵜呑みにすべきではありません。
俺はやればできると思っているあなた、「やればできる」は”仮定”であって、今のあなたの”事実”は「やっていないからできていない」です。
甘い言葉を検索している暇があったら今から勉強しましょう(笑)
まとめ
今回は私が逆転合格という言葉が嫌いな理由について無駄に熱く語ってみました。
冒頭でも述べましたが、逆転の方がすごいとか格好いいとかそんな風潮ありませんか?
「逆転合格を実現した私の勉強法を教えましょう」と言って人を誘導するのも嫌いです。
コツコツやって合格する方がよほど理にかなってると思います。
でもまあ、極限状態に持っていくと仕事でも勉強でもアドレナリンがガンガン出てくることは認めます(笑)
では理系パパでした。
↓「逆転合格」と検索したらこれでもかと出てきますね(笑)