気が早いですが、中学受験が終わった後の教育方針は決まっていますでしょうか?
私はすでに決まっていて、
「中学受験が終わったらしばらく遊んでいいよ。 ただし英語だけはちゃんとやろうね。 」
と何回か息子に伝えています。
それは私の実体験に基づいています。
大学受験のために一から勉強を始めた
以前の記事に書いたとおり、私は現役時代に東京理科大とMARCHに落ち、一浪後に旧帝大と早稲田に合格しています。
過去記事を見ていただければわかりますが現役時代は誇張なく勉強していなかったので、浪人時代はすべての科目に対し一から勉強を開始しました。
丸々一年勉強してギリギリ間に合ったのが英語
勉強を始めてみると数学と物理は夏くらいには偏差値65前後には到達し、共通テスト用の国語や政治経済も偏差値60前後でしたが正直いつでも巻き返せると思っていました。
ただし、英語だけはなかなか伸びません。
記述模試でずっと偏差値60以下。
偏差値60以下というのは一見立派な数字に見えるかもしれませんが、英語で偏差値60以下となると旧帝大や早慶を目指すためには明らかに足を引っ張る数字です。
勉強時間を一番割いて単語や文法を進めつつ長文読解やリスニングなどに手を付けていきましたが、思うように成績が伸びませんでした。
英語ができるようになったと感じたのは、共通テスト(当時はセンター試験)が終わってからです。
自分の中の点と点が線で結びついたようで、長文もすらすらと読めるし、問題もパパっとこたえられるようになりました。
この英語の上達がなかったら旧帝大はまだしも、英語が難しいと評判の早稲田の理工学部は合格していなかったでしょう。
※ちょっと調べると早稲田理工の英語が難しいのは有名なのかもしれないですね
つまり一から勉強した場合、英語だけは丸々一年(前年2月中~受験年2月中)勉強してホントにギリギリ間に合ったのです。
浪人年の4月からきっちり勉強を始めていたらNGでした。
転職活動でも英語が重要だった
私は一度転職しており、大企業から外資系に籍を移しています。
とはいっても私はそんなに英語はできません。
TOEIC700点に到達したことがないと言えばこの微妙なレベル感がわかるかと思います。
私くらい適当だとKKD(勘・経験・度胸)で英語がそんなに得意でなくても外資系でまあまあ働けますが、あんまりお勧めしません。
エンジニアとして転職して思ったのですが、英語が使えると転職先の候補が圧倒的に増えます。
英語「が」できるからと言っていい会社に入れるとは限りませんが、英語「も」できますというのはハイクラスな会社に入るための基準になってくるのだなとその時思いました。
まとめ
そんなわけで私は息子に
「中学受験が終わったらしばらく遊んでいいよ。 ただし英語だけはちゃんとやろうね。 」
と何回か伝えています。
本当はせっかく中高一貫校に受かるのであればせめて中学くらいは丸々遊んでいいと言いたいのですが、流石にそこまで楽は出来ません。
受験勉強の期間だけで巻き返せるほど甘くないのが英語。
言い換えれば、英語さえできていれば後は気合と根性でなんとかなる(笑)というのが浪人時代に一から勉強を始めた自分の実感です。
「中学校は英語だけやればいいんだ。ラッキー」と言う息子の脇で「英語ができるようになるために必要な勉強の量を知らないね、君は。部活もある中で本当に遊べるかな?」とほくそ笑む自分は少し悪い顔をしています。
では理系パパでした。