このまえYoutubeを見ていたら、「旧帝大志望が早慶を併願することが困難な理由」という動画がありました。
記事を見ると実にW合格率10%前後です。
実は私が旧帝大と早慶をW合格した明確な理由が一つだけありますので、それを踏まえて大学受験生の皆様にアドバイスがあります。
旧帝大の合格判定が秋までにAに
過去記事に書いた通り私は進学校の底辺でした。
浪人して一から勉強した自分ですが、黙々と勉強した成果もあり秋には志望していた旧帝大に受かる感触がありました。
合格判定はA。
個人的には95%以上の確率で合格するだろうくらいの感触がありました。
チューター(言い方合ってるかな?)からはもっと上を目指した方がいいのでは何回か言われましたが、私はその大学に入りたかったので都度断りました。
秋から早稲田の対策開始
このペースで旧帝大の対策を続けても時間の無駄だなと思い(今考えるとふざけるなって感じだが、当時はホントにそう思った)、秋から早稲田の対策を始めました。
問題を確認して思ったのですが、旧帝大の2次試験とは傾向が結構違いました。
旧帝大の2次試験はザ・良問で論理的に展開していけばある程度点数が取れるのに対し、早慶の試験は結構癖があるため早慶前提の対策をしておかないとなかなか点数が取れません。
旧帝大2次試験の対策を続けていくだけでは早慶は確実に合格しないと実感し、秋から早稲田対策も推し進めた結果W合格となりました。
(ちなみに対策と言っても赤本3年分×3回なので、間違いなくやっていない方。どうしても旧帝大の優先順位が高かったので早稲田対策に気持ちが乗らなかったというのがある)
言い換えれば旧帝大の対策が忙しかったら早稲田には合格しなかったと思います。
旧帝大と早慶をW合格するためには?
まずはじめに言います。
私は上記の通り時間に余裕ができたため結果的にW合格することができましたが、はじめから両方の対策をしていたら合格するものもできなくなってしまいます。
W合格を目指すにはあまりにも問題の傾向が異なっています。
旧帝大と早慶のW合格率が10%前後というのは、やはりそれだけの理由があるということです。
ですのでアドバイスをするのであれば、やはり本命校の対策をしっかり進めていき、少し余裕ができた時点であらためてもう一方の対策にも手を付けていくという形がいいのではと考えます。
私の本命は旧帝大でしたので、早稲田の赤本を買ったのは夏、開いたのは秋というくらい徹底していました。
まとめ
今回は旧帝大と早慶をW合格できた理由ということで記事を書きました。
結論から言いますと問題の傾向が結構異なっていることから旧帝大と早慶のW合格ははじめから目指すべきではありません。
本命校の対策を進めていき、少し余裕ができた時点であらためてもう一方の対策に手を付けていくという形がいいと考えています。
W合格前提で進めてしまうと、まさに「二兎を追う者は一兎をも得ず」になってしまう可能性があります。
このブログでは何回か言っていることですが、難関校に合格する楽な勉強法もなければW合格する奇跡のメソッドなんてものも存在しません(あえて断言)。
タイトルをそれっぽく書いたのは、甘いタイトルに釣られる学生の皆さんにどうしてもこのことを強調したかったからです。
やるべきこと、やれること、時にはやらないことを明確にし、日々の勉強を地道に進めていくしかないと考えています。
では理系パパでした。