理系パパの中学受験始めました

公立高校→旧帝大出身の理系パパによる中学受験奮闘記です。2027年度受験予定

中学受験は可哀そう?

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小さい頃から中学受験なんかさせて子供が可哀そうと言われたことはありませんか? 

私は言われたことはありませんが、むしろ私が可哀そうと思う側でした。 

そこまでして勉強させるの?小さい頃はもっとのびのびさせた方が良くない?才能を早く消費しているだけじゃないの? 

 

そこで今回は「中学受験は可哀そう?」に対して考えてみたいと思います。

 

そもそも可哀そうとなる状況は? 

考えてみると不思議です。 

スポーツや音楽は可哀そうではなく、中学受験は可哀そう? 

高校受験や大学受験はどうして可哀そうではないのでしょうか? 

 

逆にスポーツや大学受験はどうすれば可哀そうになるか、大学受験を例にとり考えてみました。

  1. 医者の親から医学部以外許さないと言われ、4浪もしているが合格にかすりもしなくてふさぎ込んでしまっている受験生
  2. 医者の親から医学部以外許さないと言われ、4浪後にようやく医学部に合格できた受験生
  3. 医者の親の跡を継ぐために自ら医学部を目指しているものの、4浪の現在も合格が見えなくてふさぎ込んでしまっている受験生
  4. 医者の親の跡を継ぐために自ら医学部を目指しているものの、4浪後にようやく医学部に合格できた受験生

1は可哀そうに思えてきます。

2は親がスパルタであるものの結果が出てしまっているので必ずしも可哀そうとは思えません。

3はがんばれ、違う道もあるぞと言いたくはなりますが自分の意志で目指している限り可哀そうとは個人的には思いません。

4はよかったねで以上終了です。

 

上記を2軸で表現すると以下になります。

 

大学受験を題材に考えてみましたが、親の意志で明らかに高望みの目標を強いられている状況では可哀そうと考えがちな気がします。

 

一つ注意点は目標が適切かどうかは周りの人からはわからないので、右下の象限も結果が出るまで可哀そうと見られがちということです。

また仮に第一志望校に落ちたとして「高望みだったんだそら見たことか」と言われるのは腹立つことこの上ありませんが(!)、今回は割愛します。

 

中学受験を可哀そうという人の目にはどう映っている?

では中学受験なんて可哀そうという人の目には我々の状況はどのように映っているのでしょうか?

彼らは無知なので、子供の意見を無視して親が強制的に勉強させている(そして子供はいやいや勉強をやっている)と思い込んでいると思います。

また、例えば御三家以外許さないといったベクトルがずれた教育大好きスパルタパパママが支配的だと思っていることでしょう。

両方とも信じ込んでいる方は先ほどの2軸がこう変換されます。

流石にここまでの思い込みは稀ですが、このような偏向が入り混じって中学受験は可哀そうと思っているような気がします。

 

後述しますがこれに加え中学受験がどれだけメリットがあるか(言い換えると高校受験はどれだけハードルが高いか)という情報が不足していることから、中学受験は可哀そうと言われがちな状況が作られると考えています。

 

可哀そうに反論することは意外と難しい 

可哀そうというのは思い込みが入り混じった100%感情の言葉ですので、中学受験に限らず反論することは意外と難しいです。 

例えば以下の言葉にあなたはすぐに反論できるでしょうか? 

・保育園に通わせるなんてかわいそう 

・一人っ子なんてかわいそう 

 

本人の思い込みから発せられる論理もへったくれもない言葉が「可哀そう」ですので、筋道を立てて反論することはかなり難しいのです。 

 

可哀そうと言われているうちがチャンス! 

実は中学受験は可哀そうと言われているうちがチャンスだと思っています。 

可哀そうと言われるということは世間的に(少なくとも発言している本人にとって)マジョリティではないということです。 

つまり大学進学実績が公立より一般的に優れているということや、偏差値50以下の私立中学が実は立派な難関校だったりすることが世間的に知られていないのです。 

中高一貫校は公立に比べ大学合格実績が優れている

k-e-n-j-i.hatenablog.com

↓偏差値50未満の私立中学は実は立派な難関校

k-e-n-j-i.hatenablog.com

実は私が中学受験なんて可哀そうと思っていたのは、こういう情報が圧倒的にかけていたからでした。

ただ親の見栄やエゴだけで中学受験を決めているものだと思っていたのです。

 

正直、知らないままでいてくれた方が我々としてはラッキーです。 

いつまでも可哀そうと言わせておきましょう! 

 

まとめ

今回は中学受験は可哀そうに対して記事を書いてみました。

当初は可哀そうに対してどう反論したらいいのかを書こうとしたのですが、無理して反論しない方が我々にとって好都合だということがわかり、今回は反論パターンに対しては攻め込まない形にしました。

 

とは言えおじいちゃんおばあちゃんが可哀そうと言い出すなどして対策をせざるをえない場合も出てくるので、気が向いたら可哀そう対策を検証してみたいと思います。

でも、可哀そうって純然たる感情論だけにホント反論難しいんですよ。

自分たちが可哀そうなんて思ってないならなおさらです。

 

では理系パパでした。