皆さんは80%偏差値と50%偏差値はどれくらい違うか知っていますか?
それ以前に80%偏差値(50%偏差値)とは何か、そして、ネット上でよく見る偏差値は一般的にどちらを指しているか知っていますか?
今回は少し気になるこの80%偏差値、50%偏差値について書いてみたいと思います。
80%偏差値、50%偏差値とは?
まず80%偏差値とは何かです。
80%偏差値とは「その偏差値の受験生を100人集めたら80人合格している」ことを示すものです。
50%偏差値も同様で、「その偏差値の受験生を100人集めたら50人合格している」ことになります。
決して当該の偏差値を有する受験生の合格可能性が80%だったり50%だったりすることを示しているわけではありませんが、目安としてはそう考えてもいいと思います。
8割の受験生が合格できるとされる偏差値と、半分の受験生しか合格できないとされる偏差値はどのくらい違うと思いますか?
今回はこれを見ていきます。
ネット上で一般的に見る偏差値は?
ネット上で一般的に見る偏差値は80%偏差値です。
大学受験の模試で一般的にA判定になると聞けば、いわゆる合格圏となる高めの偏差値になることが分かるかと思います。
一方で50%偏差値は大学受験において一般的にC判定となりますので、A判定に比べて明らかに偏差値は下がるはずです。
では、どのくらい下がるのでしょうか?
50%偏差値は 80%偏差値の背中が見えないくらい差があるものなのでしょうか?
80%偏差値と50%偏差値の比較結果
では80%偏差値と50%偏差値の比較結果です。
四谷大塚さんはこの2つの偏差値を掲載しています。
↓引用:四谷大塚ホームページ
いつもの通りすべての学校を比較するのは骨が折れるので、2月1日の主要な学校をピックアップして比較しました。
↓学校ごとの比較
↓グラフ化
50%偏差値は80%偏差値に比べて平均で3.7低いという結果になりました。
これは非常に絶妙な値です!
大学受験時代、模試によって偏差値5くらいは変動していなかったでしょうか?
そして、今のお子さんのテストも偏差値5くらい変動していないでしょうか?
(偏差値10の変動はそこまで多くないが、5の変動はまあまあある感覚)
つまり持ち偏差値が80%偏差値だろうが50%偏差値だろうが、本番の出来によりひっくり返る可能性が普通にあるということです。
まとめ
今回は80%偏差値と50%偏差値について調査し、50%偏差値は80%偏差値に比べて平均で3.7低いという結果になりました。
その中でテストによって偏差値5くらいは変動することから、本番の出来次第でひっくり返る可能性があることにも言及しました。
本番の出来次第で結果が普通に変わるということは、安全校を狙う人にとっては恐怖ですが、一方でチャレンジ校を狙う人にとっては夢がある話でもあります。
ましてや小学生という不安定な年頃ですので、本番だけでなく最後の伸びという点でもかなりの上下動が考えられます。
小4、5の時点で目標校に偏差値が5くらい足りなくても(個人的には10くらい足りなくても)そこまで気にする必要はないかもしれません。
逆に小4、5の時点で志望校の偏差値に達していたとしても、楽観視は全くできませんが。。
では理系パパでした。