最近SAPIXの御三家合格者数の減少や早稲アカの躍進といったようなキーワードが出てきています。
以前から言っているように、合格者数よりも合格率の方が圧倒的に重要な値です。
そこで今回は合格者数だけでなく合格率も参照しながら、本当にSAPIXの合格実績が落ちているか検証してみました。
今回は男女御三家に絞っています。
合格者数の推移
はじめに合格者数の推移です。
目立つのは開成の合格者数の減少です。
一方でそれ以外は2020年比で見るとそこまで差がないように見えます。
しかし繰り返しますが重要なのは合格率ですので、このくらいで留めます。
合格率の推移
続いて合格率の推移です。
合格率は合格者数/在籍者数×100です。
やはりここでも目立つのは開成の合格率の低下です。
1%も変化がなくあくまでコンマの世界ではあるのですが、右肩下がりであることには変わりがありません。
桜蔭をはじめとして他はそこまで顕著は変化はありませんが、どちらかと言えば低下方向に推移しているようにも見えます。
少なくとも早稲アカの様に躍進!みたいな言葉はつかえないことがわかるかと思います。
まとめ
今回はSAPIXの合格実績は落ちているのか?と題し、よく引用されがちな合格者数だけでなく合格率も含めて検証しました。
結論としてはSAPIXの合格実績はキープ、もしくは少し右肩下がりと言えそうです。
言ってしまえばSAPIX寡占の時代は確実に終わりました。
これだけ言われている2024年ですら開成合格者の10人に6人はSAPIX生です!
10人に6人ですよ?
冷静に考えれば少しずつ減っていきますって。
そんなの他の塾が許していいわけがありません。
我々は様々な情報に惑わされることなく、自分の子供に合った塾を冷静に選択していく必要がありそうです。
では理系パパでした。