小3息子は今年の1月をもって完全に公文を辞め、SAPIXにシフトしています。
自分もやっていたからという程度の理由で公文を始めてもらいましたが、SAPIXに通い始めて改めて公文をやっていてよかったと実感しています。
- 【前提】共働きで勉強のサポートがあまりできない
- 【メソッド】何をいつまでに(What/When)がはっきりしている
- 【メソッド】丸付けとスケジュール管理(リスケ含む)をしてくれる
- 【メソッド】メソッド比較表(公文/SAPIX/パパママ塾)
- 【成果】学習習慣がつく
- 【成果】基礎学力が身につく
- まとめ
【前提】共働きで勉強のサポートがあまりできない
今の外資系の会社に転職するまで、子供の勉強のサポートはほぼできませんでした。
自分も妻もなかなか早く帰れないので、公文の行きの送迎ですらファミリーサポートセンターを活用していました。
共働きで勉強のサポートがあまりできない、というのが前提になります。
【メソッド】何をいつまでに(What/When)がはっきりしている
公文の特徴として、何をいつまでに(What/When)がはっきりしているというのがあります。
毎回渡される宿題は週2回行われる教室学習までに終わらせる必要があるので、非常に明確です。
公文は宿題(What)が明確になっているだけでなく、教室学習日が定期的な締め切り(When)としてうまく機能します。
もっと言ってしまえば内容が基礎に特化しているのでどうやるか(How)を考えることすら不要です。
ただやるだけです。
【メソッド】丸付けとスケジュール管理(リスケ含む)をしてくれる
勉強はやれば終わりではありません。
やったものに対して丸付けし、定着度が良くないと思うのであれば出来るまで繰り返す必要があります。
その点公文は丸付けとスケジュール管理(リスケ含む)が標準機能としてついてきます。
正答率が悪い場合や著しく時間がかかっている場合は同じ内容を繰り返してくれますし、逆に理解が早いと思う場合にはどんどん進めていきます。
ちなみに公文ですら低学年時は親もある程度宿題をチェックした方がいいと思っていますが、この記事の主題ではないので割愛します。
【メソッド】メソッド比較表(公文/SAPIX/パパママ塾)
以上より公文、SAPIX、パパママ塾の主担当を5W1H、PDCAベースで比較すると以下になります。
※Whereは当たり前すぎて焦点がぼやけるので割愛
前提として天才ではない一般的なお子さんを想定しています。
つまり繰り返し復習が必要な場合になります。
SAPIXは宿題の内容と期限は決まっているものの苦手な個所を把握して何回か繰り返し復習させる場合にはどうしても親のサポートが必要です。
丸付けも同様で、子供に任せると答えだけ書いて全く身につかないといったことが起こりえます。
特に低学年時は親のチェックが必要です。
こうしてみると子供の勉強をあまりサポートできない共働き世代にとって公文がいかに優れたメソッドであるかが分かります。
かくいう私も、SAPIXだと親のサポートがないと成績が上がるどころか下がる事実(笑)を目のあたりにし、公文がいかに優れていたのかということを再認識したくらいです。
【成果】学習習慣がつく
これまでは公文のメソッドについて言及してきましたが、ここからは成果について記載していきます。
私が最も公文に期待し、そして期待通りの成果を上げたのは学習習慣です。
公文は決められた枚数を基本的に毎日やる必要があるため、半強制的に学習習慣が身につきます。
小さいころから公文には通わせていたため、歯を磨くのと同じレベルで勉強が習慣化しています。
この学習習慣がなかったらいきなりSAPIXに突撃することは到底不可能だったでしょう。
【成果】基礎学力が身につく
そして公文に行くと何といっても「読も・書き・計算」の基礎学力が身につきます。
個人的には上記の学習習慣に付随するくらいの位置づけですが、やはり侮れません。
以前の記事で逆算(□を求める計算)が苦手だと書きましたが、結局1か月もたたないうちにバリバリ解けるようになっていました。
基礎学力があるというのは結構大きいのだなーと感じました。
一方で基礎に特化しているがゆえに、公文だけでは応用力は全く身に付きません。
ここは強調させてください。
私の息子は算数のF教材を終わらせてSAPIXに進みましたが、最初の組み分けテストの偏差値は40以下でした(笑)
ぶっちゃけ単位換算ですら怪しかったです。
少なくとも公文は応用力の向上を求めるご家庭が通うべき塾ではありません。
まとめ
今回は「やっててよかった公文式」と題し、公文の良さについて語ってみました。
学習習慣が身に付き、基礎学力が向上し、そしてなによりも親のサポートがほぼいらないのが公文です。
特に親のサポートがほぼ不要であるということは、世間一般であまり強調されていない公文の優れた点の一つだと個人的に考えています。
公文でも時々プリントをチェックしていたので面倒だなーと思っていたのですが、SAPIXはその100倍面倒でした(笑)
では理系パパでした。