皆さんは中学受験の撤退の条件を考えていますか?
公立中学校もあるので撤退ハードルは決して高くありませんが、かと言って簡単に撤退してしまうのもどうかと思います。
まだ本格的に始めていないお前が何言っているんだよという話もありますが、むしろ本格的に始めていない今だからこそ整理しておく項目だと個人的には考えています。
今回は中学受験撤退の条件を考えてみたいと思います。
2軸で考えてみる
私はこういう考察タイプは基本的にできるだけシンプル化して考えます。
始めに学力×気力という2軸で進めてみます。
「学力×気力」での検討
学力あり×気力あり
学力があって気力がある場合は撤退するという考えはないと思います。
学力あり×気力なし
気力がなかったとしても学力がある場合には基本的には撤退という考えには至らないかと思います。
しかし、どうして気力がないのかを親として注意深く見る必要があります。
学力なし×気力あり
学力がないけれども気力がある場合は撤退することなくお子さんにとっての適切なゴールを定めて歩みを進めていきたいですね。
学力なし×気力なし
学力がなくて気力がない場合は撤退と考えがちですが、中学受験の断面で学力もなくて気力もない子供が高校受験で挽回するとは個人的には考えられません。
やはりこちらに関しても安易に撤退を選択することなく、どうして気力がないのかを親として見定める必要があるかと思います。
まずは学力×気力で検討してみましたが、この2軸では中学受験撤退のトリガは見つかりませんでした。
ただし気力なしというところで2象限ともに引っかかるところがあったので、「気力」自体を2軸化して考察してみます。
単純に勉強に対する「やる気」と、感情的なカテゴリである「元気」に分けました。
「やる気×元気」での検討
やる気あり×元気なし
やる気があって元気であれば、正直学力はあまりなくても撤退はさせませんね。
子供をうまく誘導させてあげたいです。
やる気あり×元気なし
ここは明らかに危険な兆候ですね。
やる気があるけれども元気がないというのは、中学受験に対して過度のプレッシャーやストレスを感じている可能性があります。
状況が変わらなければたとえその時点ではやる気があっても中学受験の撤退を検討します。
受験以前に子供の健康が一番重要です。
やる気なし×元気あり
やる気なしだけど元気ってどういうことと思うかもしれませんが、これ以外とありますよね。
これ、塾に通うのが純粋に楽しいパターンです!
中学受験自体にやる気はないけれど、お友達と一緒に明るく楽しく勉強するのが好きっていうお子さんが該当します。
親としてはいらいらするかもしれませんが、元気が一番ということで個人的にはこのパターンは撤退させません。
ここは各ご家庭の方針によって続行/撤退の判断が大きく分かれるのではと想定しています。
やる気なし×元気なし
やる気がなくて元気がない場合は場合によって中学受験撤退を考えます。
例えば親が目標校を高望みしている→模試の結果が悪い→やる気がなくなる→さらに成績が悪くなって元気もなくなる、というであれば目標校を適切に定めることによって状況が改善する場合もありますが、ケースとしては半分もないのではないでしょうか。
中学受験のプレッシャーやストレスに耐え切れなくなってきている場合であれば、原因となっている中学受験からの撤退は決して悪い選択ではありません。
繰り返しになりますが子供の健康に勝るものはありません。
まとめ
今回は中学受験撤退の条件を考えてみました。
個人的には成績どころかやる気すらもトリガにならず、元気のありなしがトリガになるということがわかりました。
子供の健康に勝るものはありませんが、言い方を変えるとよほどのことがない限り自分は中学受験を撤退しないのだなということが再確認できました。
この中学受験撤退の条件は人によって考え方がかなり違ってくると思うので、夫婦で一度話し合ってみた方がいいと思います。
子供のやる気がない(例えば宿題をぜんっぜんしていない)→ふざけるな撤退だーとその場の感情でパパ(ママ)が決めてしまい、ママ(パパ)が後で後悔する場合が出てきそうです。
では理系パパでした。