中学受験を検討しているご家庭はお子さんに公文をやらせている方も多いのではないかと思います。
でもいざ中学受験と考えた場合、公文だけでSAPIXの入塾テストに合格できるか不安だったりしませんか?
今回は自分の息子が公文→SAPIXの入塾テストに挑んだので、その結果から考察してみたいと思います。
公文しかやっていない息子が入塾テストを受けた
私は去年埼玉から東京に引越しし、そこから中学受験というものを検討し始めました。
それまでは高校受験までに少しずつ勉強を進めていけばいいと考えていたので、受験や検定に関して調査すらしませんでした。
公文以外には「全国統一小学生模試」も「漢字検定」も「英語検定」もホントに何もやっていません。
とは言え、公文は小さい頃からやっていたので進度は進んでいます。
入塾テストを受けた3年生6月現在で
・算数F教材終了(G教材推進中)
・国語C教材終了(D教材推進中)
でした。
算数に対し国語の進度が遅いのは、そもそも始めたのが遅いことが理由です(小2から)。
今となっては国語ももう少し早めに始めておいてもよかったかなと思っています。
一応直前に↓の本を買って5ページくらいやりましたが、合否には影響がなかったのでそのまま進めます。
算数脳の名誉のために行っておくと、5ページほどの履修で4点稼げたと思います。
入塾テストの結果は?
合格でした。
とは言え結構ぎりぎりでした(A~DのB。つまり下から2番目)
詳しくは以下の記事を参照ください。
公文だけでSAPIX入塾テストに合格できる?
合格できるできないで言えば公文だけで合格できると思いました。
一方で最上位クラスで合格するとなると公文だけでは明らかに厳しいと感じていますが、今回は合否をトピックとしているためここでは言及しません。
テストの内容は以下のようでした。
科目:算数と国語
時間:算数30分、国語30分の計60分
内容:
- 算数
- 計算問題(基本計算/単位/時間など)
- 文章問題(合わせて何円(個)/規則性/立体図形など)
- 文章問題(規則性)
- 文章問題(規則性)
- 国語
- 漢字の読み書き
- 接続詞(文章のつながり)
- 文章問題(問題だけで約3ページで長い!)
これを公文だけで太刀打ちできるものをピックアップします。
- 算数
- 計算問題(基本計算/単位/時間など)
- 文章問題(合わせて何円(個)/規則性/立体図形など)
- 文章問題(規則性)
- 文章問題(規則性)
- 国語
- 漢字の読み書き
- 接続詞(文章のつながり)
- 文章問題(問題だけで約3ページで長い!)
算数で言えば公文だけで太刀打ちできるものといえば基本計算、合わせて何円(個)だけです!
ただし、この基礎部分と単位問題を確実に解答できれば実は合格圏内には届きます。
子供だと絶対にイージーミスもあるので、大問2の残りと大問3,4で少し点数を稼ぎたいところではありますが。。
一方で国語は公文をしっかりと進めていれば平均点近くまで太刀打ち可能です。
漢字の読み書きと接続詞は言うまでもありませんが、文章問題も回答形式が以下なので文章解答以外は思ったより戦えます。
・選択式
・穴埋め形式(「□□□を止めようとした」の□を埋めなさいのような形式)
・文章解答(□が□した理由を答えなさいのような形式)
おすすめの対策は?
対策は以下がおすすめです。
- 単位、時間の問題を確実に取る練習
- □mL + □L □dL = □L□mL ※単位の組み合わせ
- □m□cm - □cm = □m□cm ※5m4cm-50cmなど単純に引き算できない形式
- 問題文に時計があって、ここからSくんは9時45分まで遊びました。Sくんは計□分遊んだ? のような形式
- きらめき算数脳 小2・3年生
- 国語は漢字の「とめはねはらい」を徹底させる以外は対策不要
正直に言ってしまえば、公文生は無理に時間をかけて対策せずに一度入塾テストを受けてしまうのがおすすめです。
仮に落ちても傾向を掴んだ2回目は合格できると思います。
まとめ
今回は公文以外本当に何もやってこなかった息子を参考に公文だけでSAPIX入塾テストに合格できるか考察してみました。
結論からすると3年生の断面では公文だけで合格できると思います。
もし合否が不安で入塾テストを受けようか悩んでいる方がいれば、無理に時間をかけて対策するよりも一度受けてしまった方がいいのかなと考えています(傾向を掴んで2回目に合格した方が早い)。
では理系パパでした。
番外編
公文生の字が汚いというのは巷では有名だったりします。
公文にどっぷりつかった理系パパの息子は入塾テストでこんな文字を書きました。
こんなの読めないよ、俺なら×にするぜ息子よ。。