こんにちは、理系パパです。
前回は中高一貫校の圧倒的な大学合格実績について記載しました。
しかし中高一貫校がどんなに魅力的であっても、お金がなければ通わせることができないわけです。
よって今回は子供2人が私立中高に行ったら年間いくらかかるかを試算してみました。
- 各種前提条件は?
- 子供2人が私立中高→私立大学だったら年間いくらかかる?
- 子供2人が私立中高→国立大学(しかも同居)だったら年間いくらかかる?
- 甘い見積で中学受験に突っ込むと?
- 【恐怖?朗報?】考慮していないことがまだまだある
- 年収XXX万円以上ではなく、教育費にかけられる額を確認しよう
各種前提条件は?
2人とも私立中学に行くことが可能なのかということから、まずはミニマムで検討しました。
主な観点は以下です。
- 中学生~高校生の間は高校3年生のみ塾(他は自分で頑張れ)
- 4年生から中学受験用の塾に入り、それまでの習い事はやめる
- 国立だったら仕送りあり(少な目で月5万円)、私立だったら同居で仕送りなし
- 理系の場合は大学院まで行く
- 私立医学部は無理(いや、行けるか!)
中高時代はほぼ塾に行かせないということでかなりミニマム検討であることがわかるかと思いますが、同時に理系であれば大学院まで行くことも想定しているのでけっして荒唐無稽な算出ではないという認識です。
上記観点より試算用のシートが以下となります。
※兄弟は2歳差で2023年時点で3年生と1年生とする
概算ということで様々なネットの情報を参考にしました。
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子供2人が私立中高→私立大学だったら年間いくらかかる?
まず子供2人が私立中高→私立大学だったら年間いくらかかるか試算してみました。
国立大学よりも私立大学の方がお金がかかるので、最悪条件という位置づけです。
年間200万円(元手は300万円)を教育費にかけられるのであればぎりぎり子供を私立中高→私立大学に行かせることができるという試算になりました。
とはいえ「ぎりぎり」すぎるのである程度バッファを考慮し、年間250万円以上教育費にかけられるのであれば子供2人を私立中高→私立大学に行かせることができそう、というのが私の個人的な見解です。
子供2人が私立中高→国立大学(しかも同居)だったら年間いくらかかる?
今度は子供2人が私立中高→国立大学だったら年間いくらかかるか試算してみました。
しかも前提条件から外れて同居にしていますので、「これだけ中学校~高校にお金をかけたんだから大学は絶対に国立ね!」と言いたい教育パパママ向けです。
国立大学にするだけで家計にずいぶん余裕ができました。
「絶対に国立大学!」と言いたくなる親の気持ちがわかる気がします。
甘い見積で中学受験に突っ込むと?
どうしても子供を私立中学に行かせたい。そのためには生活を切りつめても!という方もいると思います。
しかし甘い見積、希望的観測で中学受験に突っ込むと恐ろしいことが起こります。
切りつめて切りつめて年間150万円を教育費に回せた場合を試算しました。
最悪条件として私立中高→私立大学にしています。
年間150万円を教育費に回すということでそこまで悪くない数字のように思えますが、結果は以下のオレンジのラインです。
年間150万円ですと家計が火の車どころか家族は破産に向かい、とても中学受験どころではなくなってしまいます。
どこかのブログでサピックス代のためにマンションを売却したという話を見たことがありますが、そのような現実が待っている可能性すらあるのです。
ちなみにグレーのラインで年間250万円教育費にかける場合の推移も同時に示していますが、年50万円違うだけで世界が変わってくるのがわかると思います。
「家計のためにパートで働こう」は単なる雀の涙ではなく、大きなポテンシャルを秘めているように個人的には思えました。
【恐怖?朗報?】考慮していないことがまだまだある
ちなみに今回の検討でまだまだ考慮していない点が複数あります。思いつくだけでも
- 【BAD】子供が卒業するまでに定年退職を迎えてしまい、給与がもらえなくなる
- 【BAD】浪人。
- 【GOOD】奨学金の利用
- 【GOOD】住宅ローンを払い終え、さらに教育費がかけられる
- 【GOOD】おじいちゃんおばあちゃんから軍資金が補充される
先ほどあおっておいてなんですが、奨学金は検討してみてもいいかもしれません。
これがOKだったら状況が全く違うはずです。
年収XXX万円以上ではなく、教育費にかけられる額を確認しよう
私立中学に通わせたいと思った場合、気になるのは何といっても「お金」です。
その際ネットで「私立中学 学費」で検索すると年収XXX万以上必要といったような情報が散見されます。
しかし実際には年収ではなく、教育費にかけられる額を冷静に判断する必要があります。
個人的には年収1000万円でも子供2人を私立中高に通わせるのは結構厳しい気がしました。
今回の例を参考に、自分のご家庭だとどうなるのかを一度検討してみてもいいかもしれません。
では理系パパでした。