
開校したばかりの開智所沢の受験者数が日本一になり、前受け受験(お試し受験)の重要性が再認識され始めています。
しかし開校一年弱の開智所沢が一気に頂点に立ったことで、私の中である疑惑が沸き起こってきました。
実は中学受験の一等地は東京や神奈川ではなく、私がかつて住んでいた埼玉なのではないかと。
通学時間比較のための駅と学校の選定
まずは通学時間を比較するため、都道府県と駅をばらつかせて調査してみました。
まず駅の選択です。
続いて学校の選択です。
神奈川、埼玉、千葉は都心寄りの駅を選びました。
なお開智所沢は以降の論理展開をぶち壊すほど立地に優れているため、あえて従来最高峰の栄東にしました(笑)
前受け校の通学時間は?
まず前受け校の通学時間です。

前受け校で通学時間的に有利なのは、当たり前ではありますが当地である埼玉&千葉です。
これは埼玉&千葉県民は今回選んだ栄東や専修大松戸以外にも多くの選択肢があることを示唆します。
一方で東京&神奈川を見ると、前受け校選択の苦労が目に見えるようです。
通学時間的に全く通えないとは言わないが、1時間以上もかけてわざわざ埼玉や千葉に遠征すべきか否か、、、!!
私だったら潔く通学は諦め、あくまでお試し受験として挑むかもしれません。
2月受験校の通学時間は?
続いて2月受験の通学時間です。

ここで恐ろしい事実が判明します。
1月の前受け受験で恵まれている埼玉&千葉県民は、2月の受験でもなぜか東京都民&神奈川県民と同等レベルの交通の便を確保できているのです!
さすがに都心には勝てませんが、すくなくとも今私が住んでいる東京西部より有利です。
もはや意味がわかりません。
前受け受験が持つ真の意味は?
では埼玉&千葉が前受け受験も2月受験も通える学校が多いとして、それが一体何を意味するのでしょうか。
端的に言ってしまえば、埼玉&千葉県民は時期をずらして2回受験が可能ということです。
前受け受験に合格していても通えない学校であれば、結局は2月に結果を出さなくてはなりません。
一方で前受け受験で通学時間的にも学力的にも通える学校に合格していたら、2月の受験で万一失敗してもそこに行けばいいだけです。
これは大学受験に例えると、1月本命MARCHに合格したけど、2月早慶受験があるからダメ元で受けてみようぜムーブが許されているということです!
このえげつなさわかりますか?
2月に本命MARCHもチャレンジ早慶も滑り止め日東駒専も一気に受けなければならない人がいる中で、 1月に本命MARCHを受験&その結果によって2月の受験校を変えられる(ダメ元早慶やMARCH再トライ)人がいていいわけがありません。
それがなぜか中学受験では許されているのです。
埼玉&千葉の皆様がどれだけ恵まれているかわかりますでしょうか?
実際には1月にMARCHがあるわけではありませんが、私立中高が本腰を入れて埼玉や千葉に開智所沢のような学校を作り出したら、ゲームチェンジャーどころかシステム崩壊につながりかねません。
まとめ
今回は埼玉こそ中学受験の一等地?と題し、前受け受験が持つ真の意味を探ってみました。
その結果、前受け受験校も2月受験校も通える、つまり実質2回受験が可能な埼玉こそ中学受験の一等地の可能性があることがわかりました。
全般的に埼玉と千葉に言及しながらまとめでは埼玉のみ抽出したのは、受験可能な偏差値のカバレッジ(網羅率)が明らかに埼玉の方が上に見えたためです。
今回の開智所沢の件で、東京、神奈川の皆さんが前受け受験に「お試し」だけでなく「通える」を強烈に求めていることが明らかになりました。
そういう意味で1月も2月も選択肢が豊富に用意されている埼玉県民は、中学受験において想像以上に有利であるというのは間違いありません。
一方でこの話の恐ろしいところがもう一つあり、これだけ恵まれた浦和駅徒歩圏内に住んでいたにも関わらず、当時の私は中学受験なんて全く脳裏になかったということです。
文教都市である浦和のマンションだと駅徒歩X分と並んで小中学校の学区がアピールポイントになっているくらいで、埼玉の公立信仰は強固なものがあります。
彼らが本気で私立受験に目を向けたら、浦和高校や大宮高校のポテンシャルが私立に押し寄せ始めたら、結構面倒なことになりそうです。
では理系パパでした。

