
前回は開智所沢の躍進について言及しました。
そして今回は、開智所沢を通して感じた1月受験校のポテンシャルについて書いてみたいと思います。
前受け受験に求めることは?
まずはじめに、親が前受け(お試し)受験に求めることは一体なんでしょうか?
もちろん受験というものを事前に経験させたいというのが一番ではありますが、理想的には以下だと思います。
- 【経験】受験というものを経験させたい
- こちらは単純な経験値の充足
- 【保険】滑り止めを作っておきたい
- 通学時間的に通えること
- 環境(大学合格実績など)も悪くないこと
ただ単に経験だけさせたいわけではなく、「経験×保険」というのが親が前受け受験に求めている要素だと思います。
これは大学受験を例に考えてみれば明白です。
あなたが国立が本命で、想定外にすべての私立大学から不合格通知が来たらどうしますか?
私だったら国立の志望校のレベルをかなり落とすと思います。
もちろん中学受験においては最悪失敗しても公立に通えばいいだけなのですが、この記事を読んでいる皆さんは公立中学が不十分と考えているからこそ中学受験に挑んでいるはずです。
このように本命校を受験するにあたり、経験×保険というものは何事にも代えがたいものです。
前受け受験ができるのは?
では経験×保険を満たせる前受け受験ができるのはいったいどのような学校なのでしょうか?
そう、経験×保険を満たせる前受け受験ができるのはまさに1月受験校なのです!
2月1日が本命校だとして、2月2、3日の受験では経験も保険も満たせません。
車両保険に入っているからこそ安心して運転できるわけで、運転してから保険に入る輩はいません(例えは間違っているが、ニュアンスを優先した)。
順番はどう考えても保険→本命です。
経験×保険を満たせるのであれば多少気楽に本命校に挑むことができますし、保険以前に十分すぎる学校だったら本命校をチャレンジ校に格上げすることすら可能です。
一方で1月受験で保険を満たせない場合(不合格だったりもともと通えない距離だったり)、基本的には2月1日の本命校後にどんどんランクを下げていく必要がありそうで、想像しただけで地獄です。
つまり前受け受験は中学受験の流れを決める決定打となりうるものであり、それを皆が認識しているがゆえに経験×保険を満たす開智所沢が開校2年目にして一気に栄東、開智を追い抜き日本一の受験者数を叩き出したと考えられます。
開智所沢を一気に受験者数日本一に押し上げた皆さんの目は確かです。
1月受験校のポテンシャル
となると開智所沢はこれからも日本一の受験者数をたたき出していくのでしょうか?
もちろんそんなことはありません。
人気過剰になるということは、偏差値が上がるということになります。
そして偏差値が上がるということは、「経験×保険」の保険の要素がどんどん目減りしていき、受験者数自体はどこかでサチると思われます。
とは言え開智所沢の偏差値が仮に上がったところで、我々のやることは変わりません。
「経験×保険」の重要度を理解している我々は、血眼になって第2,第3の開智所沢を探し続けるはずです。
私が感じた1月受験校のポテンシャルはまさにここであり、学校経営者側の立場であれば勝機すら見えてきそうです。
あれおかしいぞ?
ここまで格好良く論理展開をしてきましたので、第2、第3の開智所沢がどのくらいあるのか調査してみました。
観点は以下です。
- 通学時間的に通える
- 偏差値はボリュームゾーン
- 環境(大学合格実績など)も悪くない
・・・
んんん???
通学時間的に通えて、偏差値もそこそこで、大学合格実績なども悪くないお試し受験に最適な1月受験校って、、、案外なかったりする????
例えばこれまで最高峰だった栄東も6年間通うには微妙に遠いし、東京に近い学校も最寄り駅が湘南新宿ラインではなく京浜東北線だったりします(つまり乗り換え必要)。
さらには最寄り駅だけは何とか行けそうと思っても学校が駅から遠かったりと、通学時間判定だけでほぼNG~グレー判定です。
東京よりの武蔵野線沿線に居を構えた開智所沢は、案外ライバル不在なのかもしれません。
開智所沢の天下はまだまだ続く・・・のか???
まとめ
今回の開智所沢のニュースを通し、私が感じた1月受験校のポテンシャルを言語化してみました。
我々が受験において経験×保険(滑り止め)の重要度を理解している限り、1月受験校のポテンシャルは計り知れないものがあると考えています。
しかし、そんな都合のいい学校は意外になさそうというのがわかってしまいました。
ライバルが不在の開智所沢の天下はしばらく続いてしまうのでしょうか???
通学時間的に通えて、偏差値もそこそこで、大学合格実績なども悪くないお試し受験に最適な1月受験校があったら教えてくださーい!
いやマジで。
では理系パパでした。

