
男子版SAPIX偏差値表を見ると、2月1日の難関校が開成を除いてひしめき合っていることがわかります。
それでは2月1日の男子版難関校でこの群雄割拠を抜け出す私立中学校はあるのか、あるとすればどの学校なのか調査してみました。
2月1日の男子版の80%SAPIX偏差値は?
前述の通り、2月1日の男子版の80%SAPIX偏差値表を見ると開成を除いた難関校が集団になっています。

この下が少し空いてサレジオ学院、広尾学園小石川、本郷の52となりますので、本当に団子状態です。
どの学校も誰もが知る超有名進学校ですが、ざっくり分類すると以下になります。
これだけ難関校がひしめき合うトップ集団から抜け出す学校を調査していきます。
50%SAPIX偏差値表と比較すると?
50%SAPIX偏差値表を見ると、また違う傾向になっていることに気づくはずです。

あれだけ団子状態で差がなかったように見えるトップ集団の中で、渋渋が一歩抜け出しています!
しかも、広尾学園が上位に上がってきていているのもわかるでしょうか?
SAPIX偏差値表の80%と50%を並べてみると、さらにこの傾向が明確になります。

80%偏差値だと団子状態だったトップ集団ですが、50%偏差値だと渋渋が先行し広尾学園がそれを追うような形になっています!
50%偏差値の位置づけが相対的に高くなっているのは、それだけ人気が集中しているためだと考えられます。
つまり、これからも伸びていく可能性は十分あると言えます。
この2校は共通点が多く、先ほどカテゴリー分けしたものに準拠すると「グローバル教育の共学校」です。
帰国子女枠だけだったら海城にもあるし、共学だけだったら早稲田実業も該当しますので、やはり「グローバル教育×共学」という組み合わせが魅力的なのだと思います。
つまりこの2校は「グローバル教育×共学」という特色、さらに言ってしまえばそのブランド力によってトップ集団から一歩抜け出そうとしているのだと考えられます。
女子のSAPIX偏差値表は?
女子の偏差値表を見ると、実は渋渋に関してはトップ集団をすでに抜け出している、というかトップと判断していい位置にいます。

渋渋女子の50%偏差値62は開成の50%偏差値63に肉薄しているので、その状況は推して知るべしです。
我々が戦っている中学受験はすでに御三家云々新興校云々ではなく、すでにこのような世界線なのです。
この勢いを見る限り、似たような特色を持った広尾学園がトップ集団から頭一つ抜け出す可能性も十分あり得ると個人的には考えています。
それでは裏考察
先ほど人気が集中しているから渋渋と広尾学園は50%偏差値が高いと述べました。
しかし合格偏差値は母集団のレベルだけに依存するわけではなく合否ラインをどこに引くか、つまり入口の狭さも影響します。
募集人数が極端に少ない50人以下の学校を色分けしてみます。

※渋渋は男女計で70名、広尾は男女計で50名なので1/2倍にした
渋渋と広尾学園は他の学校に比べて極端に入口が狭い(募集人数が少ない)ことがわかります!
開成や桜蔭が2、300人に対し渋渋や広尾が2、30人(男女計から1/2倍)ですので、もはや一桁少ないレベルです。
ちなみに早稲田実業女子も50人以下の条件に該当しましたが、同じように50%偏差値における位置づけが上がっています。
つまり渋渋と広尾学園は他の学校に比べて入口が狭いため激戦区になりやすく、それがゆえに見かけ上偏差値が高く出やすいと言えます。
見かけ上と言ってもそれが正規の50%偏差値なのですから、この2校を受けると決めたからには覚悟をもって挑むしかありません。
まとめ
今回は群雄割拠を抜け出すのは渋渋か広尾学園かと題し、渋谷教育学園渋谷と広尾学園がトップ集団から抜け出す可能性について言及しました。
50%SAPIX偏差値表を見る限り、渋渋と広尾学園は難関校の群雄割拠から抜け出す可能性が十分あることがわかりました。
一方で裏考察すると、この2校はそもそも入口が狭い(募集人数が少ない)ため見かけ上偏差値が高く出やすいということもわかりました。
グローバル教育の共学校がそもそも少ないうえに入口すら狭ければ、人気が集中し過当競争になるのはある意味自然の摂理とも言えます。
挑むからには覚悟を持つ必要があります。
では理系パパでした。


